ロードショー2019【KMC 2 Advent Calendar 2019 23日目】
この記事は【KMC 2 Advent Calendar 2019】の23日目の記事です。
2じゃない方のKMCのアドベントカレンダーもあります。
お絵かきのアドベントカレンダーもあります。
映画観すぎでは?
2019年は結構映画をたくさん観る生活をしていたのだが、まとめたところ年間23本の映画を観たっぽい。(サブスクとかで家で観てるのも含めたら多分1.5~2倍ぐらい観てる気がする)
平均すると2週間に1回ぐらい映画館に行ってるというペース。
以下観た映画一覧。機材厨なのでIMAXとかDolby Atmosとかで観がち。
タイトル | 観た日 | 劇場 | 上映方式 |
Vシネクスト「ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ」 | 2月7日 | TJoy京都 | |
コードギアス 復活のルルーシュ | 2月14日 | TOHOシネマズ二条 | |
劇場版シティハンター <新宿プライベート・アイズ> | 3月1日 | TOHOシネマズ二条 | MX4D |
翔んで埼玉 | 3月4日 | MOVIX京都 | |
スパイダーマン: スパイダーバース | 3月14日 | TOHOシネマズ二条 | MX4D |
バンブルビー | 3月23日 | TOHOシネマズ二条 | IMAX |
名探偵ピカチュウ | 5月12日 | TOHOシネマズ梅田 | |
GODZILLA KING OF MONSTERS | 6月1日 | TOHOシネマズ梅田 | Dolby Atmos |
GODZILLA KING OF MONSTERS | 6月14日 | 109シネマズ大阪エキスポシティ | IMAXレーザー/3D |
スパイダーマンファーフロムホーム | 7月6日 | TOHOシネマズなんば | IMAX/3D |
仮面ライダージオウOver Quartzer(騎士竜戦隊リュウソウジャータイムスリップ恐竜パニック) | 7月26日 | なんばパークスシネマ | |
天気の子 | 7月26日 | TOHOシネマズなんば | IMAX |
仮面ライダージオウOver Quartzer(騎士竜戦隊リュウソウジャータイムスリップ恐竜パニック) | 8月8日 | 梅田ブルク7 | |
Vシネクスト「ビルド NEW WORLD 仮面ライダーグリス」 | 9月8日 | なんばパークスシネマ | |
マトリックス | 9月19日 | TOHOシネマズなんば | MX4D |
HELLO WORLD | 10月1日 | MOVIX京都 | |
HiGH&LOW THE WORST | 10月8日 | なんばパークスシネマ | |
John Wick: Chapter 3 - Parabellum | 10月22日 | TOHOシネマズなんば | |
JOKER | 10月22日 | TOHOシネマズなんば | IMAX |
TERMINATOR DARK FATE | 11月8日 | TOHOシネマズ新宿 | IMAXレーザー |
劇場版『Gのレコンギスタ I』「行け!コアファイター」 | 11月29日 | なんばパークスシネマ | |
仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション | 12月21日 | なんばパークスシネマ | |
STAR WARS Episode9 THE RISE OF SKYWALKER | 12月21日 | TOHOシネマズ梅田 | Dolby Atmos |
では各映画の感想をちょっとずつ書いていこうと思う。特に良かった映画については後ろの方でスペースを取って多めに感想を書く。
※当然ネタバレあり
Vシネクスト「ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ」
「仮面ライダービルド」のスピンオフ作品。ビルド本編が美しい終わり方をしたのにそれを台無しにするような設定とか展開とかやり出してデリカシーないよね~みたいな作品だった。平成仮面ライダーシリーズのアクション監督は宮崎剛さんがやることが多かったのだが、今「仮面ライダーゼロワン」でアクション監督を務めている渡辺淳さんがアクション監督を務めている。
コードギアス 復活のルルーシュ
これも本編がきれいに終わり方したのに続きの話をやりだしたやつ。↑とかシーズン4で美しく完結したのにこれと同時期にシーズン5配信が始まったりして蛇足流行ってんのか?とか言ってた気がする。蛇足の割にはおもしろかったし、10年ぶり(?)にルルーシュの痛快な逆転劇が観れて楽しかった。蛇足だけど。
劇場版シティハンター <新宿プライベート・アイズ>
原作というか昔やってたアニメは最初の3話ぐらいをdアニメストアで観ただけなので、そことの違いやらはよくわからないんだけど、エンターテイメントとしてよくできてて楽しい作品だなと思った。冴羽獠の相棒知らん人やなと思ってたらGet Wild流れるエンディングで初代の相棒死んだっぽいことをネタバレされた。
あとMX4D上映で観たんだけど、冴羽遼がセクハラしてハンマーで叩かれる度に椅子に激震が走って凄まじい映画体験だった。
翔んで埼玉
被差別地域埼玉のレジスタンスストーリーとかいう怒られが発生しまくってそうなやつ。埼玉も千葉も主戦力が暴走族とかデコトラで笑った。県境の川を挟んで対峙する埼玉と千葉が、お互いの県出身の有名人をデコトラのコンテナ部分の昇降機能で幕を上げて自慢合戦するシーンがあるんだけど、千葉はそこでX JAPANのYOSHIKIの幕を掲げていて、年齢出身地非公表だったYOSHIKIは今年千葉が台風被害に遭ったときに自身が千葉の出身であることを明かした。(幼馴染で同い年のToshlは年齢も出身地も前から公表している)
スパイダーマン: スパイダーバース
スパイダーマンユニバースの色んなスパイダーマンがクロスオーバーするアニメ作品。スパイダーマンいっぱい出てきたところがピークで、それ以降は各スパイダーマンのバトルスタイルに代わり映えがなくてあんまりおもしろくなかったなぁという印象。
バンブルビー
トランスフォーマーシリーズのスピンオフ。昔コミックボンボンに載ってた頃の漫画とかおもちゃのトランスフォーマーっぽいデザインのスタースクリームがバンブルビーと戦う序盤の戦闘シーンが最高。
名探偵ピカチュウ
ふっさふさのピカチュウのビジュアルがお目見えになった時点から話題になっていた実写版ポケモン。動いたらめっちゃかわいかったピカチュウ。ストーリーとかよりも世界観を魅せる作品という印象だった。ニューラとかかわいかった。怪獣映画1本ぐらい撮れそうなぐらい災害起こしてたドダイトスさん放置されてたけどどうなったんだろう。
天気の子
2019年最大の話題作。映画館って封切りの日は決まってるけど上映を終える日は客の入りを見て決めるらしいから、「君の名は」のときも長かったけど今だに上映されてたりする。「君の名は」で獲得した客層にこれをお見せするか~って笑いながら観てたけど周りから笑い声は聞こえてこなかった。「この後3年間東京に雨は降り続けた」みたいなセリフのとこ爆笑ポイントだと思うんだけどな。
Vシネクスト「ビルド NEW WORLD 仮面ライダーグリス」
前作クローズに続く「仮面ライダービルド」のスピンオフ。クローズで結構げんなりした状態だったのであんまり期待せずに観に行ったんだけど、良くも悪くもビルドの楽しい側面が押し出されてる作品って感じで良かった。予告にも入ってる「これが最後の祭りだぁああああ!!!」っていうセリフがあるんだけどまさにそういう映画。これも渡辺淳さんがアクション監督やってて、アクション監督やりながら仮面ライダープライムローグとしてアクションもやってる。忙しいなおい。
マトリックス
MX4Dの体験キャンペーンかなんか知らんけどやってたので観た。99年の作品だけど今観てもちゃんとおもしろくて、構成とかよくできてるなと思った。そういえば2とか3とか観てない気がする。
HELLO WORLD
暇つぶしぐらいの感覚で観た。なんかまぁ色々足りてないなと思う部分はあるんだけど、京都が舞台なんだから関西弁喋ったらどないやねんと思った。堀川高校だな~とか五条通だな~とかなるのは楽しかったけど、これ京都にゆかりない人はこの部分の魅力感じられないし厳しいよなと思う。
JOKER
下半期最大の話題作。劇団ひとりが感想言ってる広告観たときはこんな魅力のない紹介の仕方があるのかと思ったけど、作品の評価に関して信頼できるTLの人たちが観に行ってるっぽいので観に行った。ひたすら真っ当に出来が良い映画っていう印象で、特にぶっ飛んだ部分がないのであんまりコメントすることがない。研究室の先輩は怖かったとかびっくりしたとか騒いでたけど。
TERMINATOR DARK FATE
これも下半期かなりの話題作。T1/T2のジェームズ・キャメロンが指揮を執ってT2正当続編として制作された作品。ジェームズ・キャメロンがターミネーターに帰ってきたことが(なんやこいつ老害やんけ)ってなるか(やっぱりターミネーターはジェームズ・キャメロンやねんな)ってなるか観るまでどっちに転ぶかわからんな~と思ってたけど後者に転んでたと思う。そうそうターミネーターってこんな感じだよね~ってなんか懐かしくなる感じ。初っ端5分ぐらいでT1/T2以外のターミネーターシリーズ全部成り立たなくするような展開やってたの本当に性格が悪いと思うよジェームズ・キャメロン。
劇場版『Gのレコンギスタ I』「行け!コアファイター」
2014年に放送されたGレコの再編集劇場版5部作の1作目。富野監督は子供に観てほしいらしいけど劇場はおっさんで満席だった。5年前に観てたGレコの楽しい部分はいくらか減ってしまっているなぁという感じはしつつも、ベルリとアイーダの感情の動線を主軸にわかりやすく再編されているなという印象だった。Gセルフの表情、特に目がいい。あとGレコは菅野祐悟さんの劇伴の曲がすごいワクワク感のあるいい曲が多くて音もいいので、音響も劇場映えがいい。2月公開のIIの主題歌はまさかのドリカムらしい。
STAR WARS Episode9 THE RISE OF SKYWALKER
EP8がだいぶアレだったしもうレジェンド周りでやるネタも残ってなくね?とか思ってあまり期待せずに行ったら、いつもの字幕が向こうに流れていくオープニングの1段落目からパルパティーンとかいうレジェンド復活して吹いた。「死者の口が開いた」じゃねんじゃ。シディアス卿がどっから持ってきたんやみたいな大艦隊持ち出して名前がファイナル・オーダーとかいうクソ安直なやつだったり、フォースでいきなりクレイジー・ダイヤモンドやりだしたり、フォースで遠隔地アイテム転送技繰り出したり、デス・スターと同じ性能のスター・デストロイヤー出てきたり、シディアス卿のフォース・ライトニングで艦隊無力化したり、突然の設定もりもりでトンチキになってるのが楽しくてよかった。全体的なストーリーとしてはEP8とは打って変わってEP7のファンに媚び売る感じになってたんだけどまぁその方がエンタメ的に楽しいしよかったと思う。カイロ・レンくんがシスからジェダイのベンに戻ったらパワータイプの戦闘スタイルからテクニックタイプになるのが良かったし、ライドウォッチみたいにライトセーバー継承して2本持っていったのにも意味があったのも良かった。カイロ・レンくん死ぬときにサブタイトルの意味がわかってラストシーン読めたけど、出自じゃなくてどう生きるかがおまえを決めるんだっていういいシーンだったね。
仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション
kinetone.comで「令和」で検索するとこの映画しか出てこない元号の私物化がすごいタイトルの仮面ライダー冬映画。平成の終わり(8月25日)まで放送してた仮面ライダージオウと令和の始まり(9月1日)に放送が始まった仮面ライダーゼロワンがクロスオーバーする。序盤のアクションが気合い入りすぎてハイロー観てんのかと思ったし武器のチョイスがただのミリオタだよ杉原監督。ゼロワン組は世界が滅亡するのを防ぐっていう必死さがあるんだけど、ジオウ組はあーいつものやつねぐらいの感じでちょっと余裕があるのがなんかグッと来た。「俺は王様になる。それも魔王にね」ってい言いながらジオウII(ここでジオウIIっていうのがいい)になるシーンの王の余裕が我が魔王だった。アナザー1号のビジュアルとか平成vs昭和みたいなバトルし始める親子と平成vs令和のトンチキにニッコリしながらも、後半のアクションもかっこよくて楽しい映画だった。高岩さん3役、縄田さん2役、永徳さん2役でスーツアクター被りがある中でうまいこと被らないようにやってたけど、ウォズと迅だけ被ってたのは代役誰だったんだろう。
とりあえず令和無事始まってよかったね!
GODZILLA KING OF MONSTERS
2014年のギャレス監督の「GODZILLA」の続編であり、「キングコング: 髑髏島の巨神」とも世界観を共有するハリウッドゴジラシリーズ最新作。
ゴジラシリーズはちっさい頃からの付き合いで、映画館に「ゴジラ×メカゴジラ」とか「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」とか観に行ってた気がする。なぜかハム太郎とセットで上映されていて、入場者プレゼントでハム太郎がゴジラのきぐるみを着たキーホルダーがもらえた。あれのハム太郎を出し入れして遊んでるとゴジラの口がパックリ割れて悲しいんだな。2004年のFINAL WARSでシリーズが終了したゴジラが再び映画館で観れるということで、2014年のギャレゴジもかなり盛り上がったんだけど、今回はモスラとラドンとそしてキングギドラも出てくるということでもうお祭りなわけ。
今回のマイケル・ドハティ監督は大のゴジラファンで、平成ゴジラシリーズと呼ばれるゴジラvs~っていうシリーズとかFINAL WARSとか好きらしい。画面からもゴジラ大好きなのが溢れ出てて、VSシリーズのオマージュがこれでもかというぐらい繰り出されてくる。後々冷静になって思い出すとハリウッドの技術とチャイナマネーでオタクの妄想を映像化しやがってなんだあのゴジラオタクみたいになるんだけど、映画館で観てる間はめちゃめちゃ楽しい。これの公開前にPrime Videoでゴジラシリーズ全部見放題になってたのでVSシリーズとか結構予習しててよかったなって思った。
怪獣が大暴れする迫力の映像はすごいんだけど、それを詰め込むためにストーリーは大概むちゃくちゃで、強引に話を進めるために登場人物が全員狂人になってて楽しい。ギャレゴジの時も渡辺謙演じる芹沢博士のLET THEM FIGHTっていうセリフでこいつやべーなってなってたんだけど今回はそんなレベルじゃない。グ◯タさん究極形態みたいな環境テロリストを筆頭に芹沢博士まだあの組織でもマシな方だったんじゃないかぐらい狂人しか出てこない。冒頭のモスラが生まれるシーンで恐怖の顔じゃなくて笑顔になってる親子でなんかこの映画やばくね?って気はしたけど本当にやばかった。
とにかくダレることなく怪獣バトルを魅せつけてくる映画で、冒頭のゴジラの咆哮からラストのKING OF MONSTERSの咆哮までずっと笑顔のまま観れる映画だった。(ラストシーンの後もなんか怪文書流れてくるんだけど)特にボストンで暴れてるキングギドラに熱線浴びせてゴジラが咆哮するシーンは最高で、モナークの戦闘機を従えているかのような構図でゴジラが現れてデーンデンデンデンデーンとおなじみのゴジラ登場BGMからのしっかり尺取ったゴジラの咆哮、そしてデデデンデデデンとおなじみのゴジラBGMに移行していくのはめちゃめちゃかっこよくてもう100億兆満点だった。
TOHOシネマズ梅田のDolby Atmosと109シネマズエキスポシティのIMAXレーザーで観たんだけど、Dolby Atmosとの相性がすごい良かった。Dolby AtmosはスクリーンがTCXででかいし、3次元空間を「動く」サウンドで怪獣の咆哮が劇場内を飛び交う迫力が凄まじかった。
続編としてGodzilla vs. Kongが予定されていて、ドハティ監督も脚本で参加しているらしいので楽しみ。
仮面ライダージオウOver Quartzer
平成最後の衝撃の怪作(7月26日公開)。俺たちの平成を終わらせた映画(7月26日公開)。
平成仮面ライダーシリーズ20作品目の節目に平成最後の仮面ライダーとなった”持ってる”作品である「仮面ライダージオウ」の真の最終回と銘打たれた夏映画。
平成ライダー全ての力を集めて最低最悪の魔王になる未来を持つ少年常磐ソウゴが、最高最善の魔王を目指してレジェンドライダーからライドウォッチという形で力を継承していくというのがジオウのストーリーだ。この映画では、最後のドライブウォッチを継承して、全てのライドウォッチを集めて現れた玉座に向かうとそこにはISSAが座っており、平成を消滅させようとするのだった......というのがストーリー。
前半のドライブウォッチを手に入れるまでのパートは平成ライダーの映画おなじみ()の信長パートで本当に頭が痛かった。平成最後(7月26日公開)がこれでええんか...って。でも信長パートのテーマがちゃんと後半にも生かされているので良かった。思い返せえばね。
現れたISSAは「お前達の平成って醜くないか」と言い放ち、ソウゴを牢に入れ、設定も世界観もバラバラの平成ライダーの力を一つにまとめたことで平成を作り直そうとする。(いや、意味不明なんだけど)平成を作り直すためにライダーの力を奪う手伝いをさせられていたソウゴは意気消沈するのだが、隣の牢にいた平成と共に去っていった某バラエティ番組からの刺客から「選ばれなかったやつなんてごちゃまんといるんだ。おまえは選ばれたじゃないか」とエールを受けて再起する。
「平成は石ころだらけの凸凹の道だ」と言い放つISSAに対し「凸凹で何が悪い」と返すソウゴ。ソウゴの再起に呼応して「平成が溢れ出している」とどこからともなく現れる平成ライダーたち。しかしISSAの戦闘力は強大でソウゴは太刀打ちできず破れてしまう。しかし未来の最低最悪の魔王オーマジオウにおまえはなぜ王になりたかったのだと問われ、王になるのは選ばれたからでも平成ライダーの力を集めたからでもなく自分の意志だと気づき、それによって一人の平成ライダーとして完成し、またオーマジオウさえも継承して仮面ライダージオウ/オーマフォームとなってISSAに挑む。
ゲイツが「俺たちの王に続け」と号令をかけると平成ライダーたちは最強フォームに変身しISSAたちを圧倒する。追い詰められたISSAは切り札を使って平成ライダーたちを蹴散らしながら 「おまえたちのせいで平成はめちゃくちゃだ!」と言い放つのだが、ソウゴは「凸凹なのは当たり前だ!みんな瞬間瞬間を必死に生きてきたんだ!それをむちゃくちゃとか言うな!」(瞬瞬必生)と言い放ち、20人の平成ライダーが最後のライダーキックを放つ。
平
成
まぁ観てない人は意味分かんないと思うしむちゃくちゃなことやってる映画なんだけど、幼少期に憧れながら過ごしたり一度は離れてまた戻ってきたりして付き合ってきた、一視聴者として思い入れのあるシリーズを「平成ライダーの歴史は凸凹の道だ」「舗装してやる」なんて言われたらむかつくし、そもそもライダー関係なしに「お前達の平成って醜くないか?」と俺達の生きてきた時代を否定された時点で心中穏やかじゃない。それを主人公のソウゴが瞬瞬必生という言葉で代弁してくれる。いや、冷静に考えるとこのセリフとんでもない開き直りなんだけど、平成ライダーと共に生きてきた人生を、俺たちが生きてきた平成という時代を、全て肯定してくれるような気がして、すごいこみ上げてくるものがあって、映画で泣くことなんてないのに気づいたら号泣してたし平成で爆笑した。
「仮面ライダージオウ」の最終回としても平成という時代の最終回としても完成している怪作だ。
ジオウ本編の最終回を観てから思い返すとまた味わいが増すんだ。
↓これは平成のエンディングテーマ曲
DA PUMP / P.A.R.T.Y. ~ユニバース・フェスティバル~ Long version
スパイダーマンファーフロムホーム
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のホームカミングに続くスパイダーマンシリーズ2作目。これ入れてるのにアベンジャーズ/エンドゲーム入れてないのなんで?って思うかもしれないけど、実はMCUをアイアンマン初代と前日に観たホームカミングだけの状態でこれ観に行ったぐらいのMCUにわかで、最近追っかけで観ててやっとホームカミングまで来たぐらい。
スパイダーマンユニバース的にはいわゆるライミ版は3部作全部観てて、アメイジングシリーズは1だけ観たんだけど、このMCUのシリーズが一番好き。ライミ版もアメイジングもピーター・パーカーが科学オタクだったりPS4のスパイダーマンではガッツリ科学者だったりするんだけど、MCUのピーター・パーカーは割と普通の高校生って感じで、年相応にイキるし「親愛なる隣人」であることから逸脱して大失敗したりしながらヒーローとして成長していく姿の爽やかさがいい。
今回のファーフロムホームでは夏休みの学校主催の研修旅行とMJへの恋、それとヒーローとしての責任との間でピーターは板挟みになって悩んでいるところをつけこまれ...
ホームカミングから続く爽やかさのあるストーリーもいいんだけど、3Dオプティマイズされたアクション描写もすごく良かった。俺と同世代の人だと初めて3Dのコンテンツに触れたのがユニバのターミネーターやスパイダーマンのアトラクションだったという人は少なくないと思う。この映画をIMAX/3Dで観て、あのときユニバで体験した3D映像コンテンツの進化系がここにあるなっていう感動があった。もともとスパイダーマンのウェブを使ったアクションが3D向けなんだけど、今回の敵は立体的な展開力とVRの表現力を使って攻撃してくるスタイルなので3Dにうってつけで、進化した3Dグラフィックで体験する映像体験としてすごく良かった。
このMCUスパイダーマンシリーズはMCUとSONYのが権利関係で揉めて一時はMCUからの離脱不可避という状況になったんだけど、主演のトム・ホランドの説得によって両者が和解して無事MCUで続編が出ることになったという報道があってめでたい。3作目のタイトルはNo Place Like Homeになったのかと思ったらこれはどうやらファンメイドのポスターらしい。
July 2021 @SpiderManMovie 3 @TomHolland1996 pic.twitter.com/nJzfEmIIf2
— BossLogic (@Bosslogic) 2019年11月9日
HiGH&LOW THE WORST
映画『HiGH&LOW THE WORST』10月4日(金)全国公開(特報)
LDHが展開しているバトルアクションシリーズ「HiGH&LOW」と人気不良マンガ「クローズ」「WORST」(高橋ヒロシ)のコラボ映画。通称ザワ。HiGH&LOWからは全国から番長が集まる鬼邪高校が、「クローズ」「WORST」からは殺し屋集団・鳳仙学園が参戦し、互いの仲間が襲撃されたことをきっかけに全面衝突する。
実はハイローシリーズは観たのはこの機会が初めてで、ニコ生で過去作の一挙放送やってたのでそれを観てから本作を観に行った。
THE MOVIEシリーズ3部作(通称ザム3部作)を経て、SWORD地区のガキが九龍グループというヤクザの大人の喧嘩に挑んで、その大人の喧嘩のルールで勝ったという文脈があって、そのザム3の後の世界をどう生きていくのか、どうガキを卒業して大人になって行くのかっていうのが村山さんたち鬼邪高の定時(定時は平均年齢25歳でヤクザのより良いスカウトを得るために留年し続けている)のお話。鬼邪高全日と鳳仙学園はお互い仲間が襲撃されたのをきっかけに河原で大喧嘩をするのだが、バイト先でそれを仕掛けた連中を知り、そいつらの売りさばいている薬物に見覚えがあった村山さんは...
ハイローシリーズはアクションが凄まじくて、今回はドローンによる360度撮影による変態カメラワークもあって異常な迫力のある映像が出来上がっている。アクションの見せ場が映画1本の中に3つもあってパワーがすごい。
今作は大人とガキの対比みたいな部分が結構あって、黒幕にカチコミかけに行くときに鬼邪高全日と鳳仙学園は決死の覚悟で向かってるんだけど、村山さんたち定時は一回ボコしたことあるクズをもっかいボコしに行くぜ~ぐらいの余裕の喧嘩をしてるし、全日番長の楓士雄の幼馴染であるオロチ兄弟は高校に進学せずに仕事をしてる”大人”なので圧倒的に強い。
ハイローシリーズ、この機会に初めて観て、EXILE苦手だしな~とか思って今まで触れてこなかったのを後悔したシリーズだなと思った。MCUもそうだけどこんな強烈なエンターテインメントにもっと早く触れるべきだった。
John Wick: Chapter 3 - Parabellum
引退した伝説の殺し屋ジョン・ウィックが、昔の雇い主のバカ息子にたまたま強盗に入られ、飼い犬を殺され車を盗まれた復讐のために殺し屋の世界に復帰する。そのまま足を洗えずズルズルと泥沼にハマってくみたいなシリーズの3作目。
ジョン・ウィックシリーズは殺し屋映画のステレオタイプみたいな部分は踏襲しつつも、殺し屋界隈で仕事をするために重要な人脈とか殺し屋業界を支援・統括する組織があったりするのがおもしろくて、今回のParabellumではそこの掟を破ったジョン・ウィックが組織に狙われてしまうというお話。
ジョン・ウィックシリーズはアクションがかなり気合入ってるんだけど、今回は最新鋭の装備に対応したアクションをやってたり、女殺し屋の使う2匹の犬を絡めた戦闘をやってたりするのが楽しい。1作目でかわいい子犬が殺されたのがいろいろ言われたみたいで、ジョン・ウィックが新しく飼った犬は結構安全なところにキープされがちだったりするんだけど、今回は犬が強力な戦力になるという斜め上の優遇をされていておもしろい。
殺し屋業界の世界観やアクションが魅力的なジョン・ウィックシリーズ、まだまだ続くっぽいので期待したい。
来年も映画観ていきましょう
戦わなければ生き残れない2019【KMC 2 Advent Calendar 2019 13日目】
この記事は【KMC 2 Advent Calendar 2019】の13日目の記事です。
2じゃない方のKMCのアドベントカレンダーもあります。
お絵かきのアドベントカレンダーもあります。
戦わなければ生き残れない
このフレーズを皆さんどこかで耳にしたことがあると思う。
毎年アドベントカレンダーの季節になると「アドベント」といえば「仮面ライダー龍騎」だよなぁと私は思うわけだ。「戦わなければ生き残れない」というのは「仮面ライダー龍騎」の次回予告のナレーションで毎回流れる文言であり、キャッチコピーだ。
「仮面ライダー龍騎」は2002年の作品なのだが、2019年には「仮面ライダージオウ」龍騎編や、同作のスピンオフ作品である「RIDER TIME 龍騎」が放送・配信され、2019年は17年の時を経て再び「仮面ライダー龍騎」の年であった、と言えるような年であった。この期に視聴者にとってはおなじみのこのフレーズを記事のタイトルとして、「仮面ライダー龍騎」を紹介する記事を書こうと思う。
この記事は「仮面ライダー龍騎」とその関連作品のネタバレを随所に含むので一応注意してほしい。
仮面ライダー龍騎
仮面ライダー龍騎 第01話[公式] 平成仮面ライダー20作品記念
仮面ライダー龍騎 第02話[公式] 平成仮面ライダー20作品記念
1話と2話無料で観れるのでとりあえず観てください。
クウガ、アギトに続いて平成仮面ライダー3作目となった本作品は、望みを叶えるために戦う仮面ライダーたちの人間関係の描写を重視したストーリーになっている。いわゆる9.11後に制作された作品であり、テレビ局側は善悪の区別がはっきりしたヒーローもので子どもたちに本当の正義を教えようというコンセプトを要求したが、白倉伸一郎プロデューサーはあえて「それぞれの立場の正義」をぶつけあうライダーバトルという答えを返した。
本作は小林靖子が脚本のメインライターを担当。平成仮面ライダー1期を支えた井上敏樹をサブライターとして執筆を行った。
あらすじ
街で人々が次々に失踪する事件が起きていた。この事件を取材していたネットニュース「OREジャーナル」の見習い記者「城戸真司」は失踪者の部屋を調べていると謎のカードデッキを手にする。これをきっかけに鏡の中世界「ミラーワールド」に吸い込まれた真司は「秋山蓮/仮面ライダーナイト」と「神崎優衣」に出会う。
ミラーワールドから人々を襲っているミラーモンスター、ミラーモンスターと戦う仮面ライダーの存在を知った真司は、「仮面ライダー龍騎」に変身してミラーモンスターを倒し、人々をミラーモンスターから守る決意をする。だが、それと同時にライダー同士の「ライダーバトル」に巻き込まれることとなる。
ある者は恋人の命を救うため、ある者は自らの不治の病を癒やすため、ある者はただ戦いを求めて、そしてある者は戦いを止めるため仮面ライダーとなって最後の一人になるまで戦い続ける。
戦わなければ生き残れない
13人の仮面ライダー
前作「仮面ライダーアギト」で複数人の仮面ライダーが登場し、それぞれの軸でストーリーが展開するという試みがなされたのですが、本作ではそれを更に強化しています。企画段階では50人のライダーを登場させるという案があったそうだが、「そんなことしたら(ライダーのスーツの)造形費が足りませんよ!」ということで13人という数に落ち着いたそうだ。この13人という人数は作品内における「ライダーバトル」のルールであり、テレビ本編だけでは13人のライダーは登場しない。
悪の仮面ライダー
本作に登場する仮面ライダーは必ずしも正義の味方ではなく、それぞれの願いを叶えるためにライダーバトルの最後の一人になることを目的としている。ライダーの力を使って犯罪を行う者もおり、中でもライダーの力を得て脱獄した殺人犯である浅倉威/仮面ライダー王蛇に関しては放送当時苦情が殺到したらしい。ちなみに王蛇はライダーバトルの運営である神崎士郎が、なかなか盛り上がらないライダーバトルを加速させるためのテコ入れ要因として投入したライダーである。
ミラーワールド
ライダーバトルの戦場は鏡の中世界であるミラーワールド。その中では現実世界の鏡写しの世界が広がっており、そこに生息するミラーモンスターが鏡を通して現実世界の人間を襲う。ライダーは鏡に向かってカードデッキをかまえて変身し、専用のバイクでミラーワールドへと移動する。
アドベントカード
本作に登場するライダーはアドベントカードと呼ばれるカードを使って戦う。カードデッキを鏡にかざし、出現したベルトに装着することで変身をする。カードデッキには「契約」のカードがあり、このカードを使って各ライダーはミラーモンスターとの契約を行う。契約を行うとカードデッキの内容がモンスターの特性や能力を反映したものになり、中でも使用すると「アドベント」という音声が流れるカードがあり、これを使うと契約したモンスターを呼び出して戦闘に参加させることができる。また、「ファイナルベント」と呼ばれる各ライダーがもつ必殺技のようなカードの使用時にも契約モンスターが呼び出される。
トレーディングカードの要素を取り込んだアドベントカードは玩具として広く展開され、変身ベルトなどの商品に付属するのはもちろん、出版物やソーセージのおまけ、100円のガチャガチャカードダスなどでも展開され、その美麗なグラフィックも相まって玩具展開は大成功した。
一方で平成ライダーシリーズの玩具の多アイテム化がこれ以後定着し、「多々買わなければ生き残れない」こととなった
驚いたな、まだモンスターと契約していないのか
契約していないと煽られる。
オープニングテーマ
オープニングテーマ曲の「Alive A Life」は「ポケットモンスター」のサトシ役の声優を担当していることなどで知られる松本梨香が歌っている。オープニング映像で顔を隠したカードを持つ人々が映っているが、これは誰しもが仮面ライダーになる可能性があるということの描写だそうだ。また、パイロット監督の田崎竜太によると、オープニング映像のコンテを切っている段階では曲がまだできておらず、B'zのとある曲をベースに作ったらしい。「Alive A Life」の曲のテンポや展開もそれに合わせるよう要望を出したそうだ。オープニング映像ラストの渋谷のスクランブルスクエアをバックに龍騎が歩いてくるシーンは、渋谷の風景に誰一人映っていないので合成かと思われていたが早朝の撮影で実現したものらしい。
ツンデレ2号ライダー
今作の2号ライダー秋山蓮は恋人を救うために仮面ライダーナイトに変身する。頑固で冷たい性格で真司とは対立が多かったが、徐々に強い友情で結ばれるツンデレ2号ライダーである。登場当初は主人公と対立するが徐々にツンデレを発揮していくという2号ライダーのキャラクター性は後の多くの平成ライダーシリーズでも受け継がれることとなった。まぁ次作の2号ライダーは死んでもデレないんだけど。
最終回前に死ぬ主人公
最終回前に主人公が死ぬ。結構生々しく流血描写して死ぬ。
劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL
テレビ本編が中盤に差し掛かる7月に公開された劇場版。キャッチコピーは「想像を超える壮大な戦闘〈バトル〉。」、「龍騎、衝撃の結末。最終回、先行映画化。」脚本は本編サブライターの井上敏樹。テレビ本編が中盤であるにもかかわらず最終回を劇場先行公開するという触れ込みで話題になった。ライダーバトルに参加する13人のライダーはテレビ本編には全員が登場していないが、本劇場版にはテレビ本編に登場しない2人のライダーが登場する。1人は仮面ライダーシリーズ初の女性ライダー「仮面ライダーファム」もうひとりは龍騎に瓜二つの漆黒のライダー「仮面ライダーリュウガ」
結果的にはテレビ本編終盤に相当する時間軸のストーリーとして収まることとなった。
仮面ライダー龍騎 13RIDERS
特番としていつもの日曜朝ではなく夜7時というゴールデンタイムに放送されたTVスペシャル。テレビ本編には登場しない劇場版ライダー「ファム」「リュウガ」、当時テレビ本編には未登場の「タイガ」「インペラー」、そしてこのTVスペシャルで初登場の「ベルデ」を含め、タイトルどおり13人の仮面ライダーが揃い踏みする初の作品となった。
2つの結末
本作は結末が「戦い続ける」「戦いを止める」の2つの結末が用意され、放送中にテレビとインターネットを使った投票でどちらの結末を放送するか決めるという画期的な試みで話題を呼んだ。実際の放送では「戦い続ける」結末が選ばれて放送された。
後に発売されたDVDには「戦いを止める」結末も収録されているが意外と後味が悪い結末になっている。
龍騎の世界
2009年に平成ライダーシリーズ10周年・平成ライダーシリーズ10作品記念作品として「仮面ライダーディケイド」が放送された。世界の破壊者ディケイドが平成ライダーの9つの世界を旅して世界の崩壊を防ぐというストーリーだ。この9つの世界はリ・イマジネーションと呼ばれるいわゆるパラレルワールドであり、6話と7話は「龍騎の世界」が舞台となるストーリーであった。
裁判としてのライダーバトル
「龍騎の世界」におけるライダーバトルは刑事裁判に組み込まれたシステムである。弁護士、検事、事件関係者がライダーとなってライダーバトルを戦い、その勝者の主張が判決となる。(中世か?)
ちなみに弁護士のライダーは原典に「北岡秀一/仮面ライダーゾルダ」がいる。さらにちなむと北岡を演じた「小田井涼平」(当時の芸名は「涼平」)は「純烈」のメンバーとして今年の紅白歌合戦に出演する。
過去と未来の鎌田が一つに!
仮面ライダー龍騎本編には登場しない「龍騎の世界」オリジナルライダーの「仮面ライダーアビス」が登場する。アビスに変身する鎌田は過去の鎌田と一つになる等様々な珍活躍でファンを盛り上げた。
ジオウ龍騎編
2018-2019年に放送された「仮面ライダージオウ」は平成仮面ライダーシリーズ20作品記念作品として、また平成という元号の終わりに伴い平成仮面ライダーシリーズ最終作として制作された。
主人公の「常盤ソウゴ/仮面ライダージオウ」がライダーの力を秘めた「ライドウォッチ」を集めて各ライダーの力を継承し、平成ライダー全ての力を集めて最高最善の魔王を目指すというストーリーである。このライドウォッチは各ライダーの変身者やその関係者から手渡されることが多く、その際に各作品の放送当時の役者(レジェンドキャストと呼ばれる)が多数登場することが話題となった。
タイムジャッカーと呼ばれる勢力がジオウが魔王になることを妨害すべく、新たな王の擁立すべくアナザーライダーと呼ばれる怪人を生み出す。アナザーライダーを倒すためにはそれに対応するオリジナルのライダーの力を以てせねばならず、その力を秘めるライドウォッチを手に入れるために、各ライダー編でレジェンドとの出会いにつながるというわけである。
しかしこの龍騎編で生み出されたアナザーライダーはタイムジャッカー・ウールの粘り強いリセマラによって生み出された「アナザーリュウガ」であり、すでに閉ざされた「ミラーワールド」の中のライダーである仮面ライダーリュウガのライドウォッチは入手不可能であることから、撃破不可能と思われた。
だが、これをきっかけにジオウは全てのアナザーライダーを倒すことができる「仮面ライダージオウII」へとパワーアップし、魔王への道を大きく進んだことで、龍騎編はジオウのストーリー上でも一つの転機となるストーリーとなった。
レジェンドキャスト
ジオウ龍騎編にはレジェンドキャストとして、仮面ライダー龍騎主人公の「城戸真司」役の「須賀貴匡」と真司が務めていたOREジャーナルの編集長だった「大久保大介」役の「津田寛治」が出演した。16年の時を経ても当時と変わらない雰囲気の二人の演技ややりとりがファンを湧かせた。
秋山蓮ポイントを貯めるゲイツ
ジオウに登場する2号ライダーの「明光院ゲイツ/仮面ライダーゲイツ」はジオウの製作発表の時点から龍騎の2号ライダーである「秋山蓮」と顔が似ているとファンの間で話題になっていた。本編開始以降も蓮同様ツンデレなキャラクターや、いがみ合いながら主人公とヒロインと一つ屋根の下で暮らすという共通点がファンによって見出され、そのたびに「またゲイツくん秋山蓮ポイント貯めてるよ」などと言われることになった。貯めた秋山蓮ポイントは後述する「RIDER TIME 仮面ライダー龍騎」である形で昇華されるのだが、その後もゲイツは秋山蓮ポイントを最終回に至るまで貯め続けることとなった。
やっと会えたね。
— 松田悟志 (@Matsuda_satoshi) 2019年3月17日
#RIDERTIME龍騎
#3月31日よりビデオパスにて3週連続公開
#押田岳 さん
#松田悟志#ゲイツ #ナイト pic.twitter.com/tHJPKbCiFL
RIDER TIME 仮面ライダー龍騎
「仮面ライダージオウ」のスピンオフ作品として仮面ライダー龍騎を主人公とする作品。2019年3月31日から3週連続でビデオパスにて配信された。
脚本は「仮面ライダー龍騎」でサブライターを努めた井上敏樹。敏樹は「地上波ではできないぐらいディープな世界」と述べている。
あらすじ
16年前の時を経て閉じたはずのミラーワールドに、謎の女性・サラによって集められた記憶を失った男たち。元の世界に帰るために与えられた7日間で最後の一人になるまで戦うことを強いられた男たちは熾烈なバトルロワイヤルに身を投じていく。策謀や裏切りが連鎖する中、城戸真司は記憶の中に朧げに残る男の正体を知るためにライダーバトルに挑むのだった。
再び集まった13人のライダー
全3話という短い尺の中で13人のライダーが全員登場しており、そのうち8人が「仮面ライダー龍騎」のオリジナルキャストである。仮面ライダー王蛇に関してはスーツアクターもオリジナルの岡元次郎が担当している。(ビール腹が目立つ)ただ、仮面ライダーファムは登場せず、代わりにちゃっかり仮面ライダーアビスが登場している。また、変身前のライダーが集められているシーンに「ミスター平成仮面ライダー」と呼ばれるスーツアクター「高岩成二」が出演しているが、プロデューサーの白倉伸一郎は高岩氏が誰に変身しているのか質問された際
ファムだと信じてますw
— 白倉伸一郎 Shin-ichiro SHIRAKURA (@cron204) 2019年4月26日
ミスリード予告
仮面ライダージオウ スピンオフ PART2『RIDER TIME 龍騎』特報
第一弾の特報ではスピンオフのPART1が「仮面ライダーシノビ」であり、PART2の部分に映っている?マークから、PART2は(シノビと同じくミライダーとしてジオウに登場した)「仮面ライダークイズ」だろうと予想したファンが多かったが、実際はよく見ると「?マークが鏡写しである」というのがヒントでミスリードに気づけるという仕掛けで多くのファンを驚かせた。(誰が気づくねん)
Alive A Life
本作のサブタイトルは「Advent Again」「Another Alternative」と続いたためファンの間で最終回のサブタイトルは龍騎本編の主題歌タイトルである「Alive A Life」だろうと予想され、そのとおりになった。展開面でも龍騎本編、劇場版、TVスペシャルを踏襲したファンサービス的な側面も多く、ファンを盛り上げた。
また、本作の主題歌は龍騎本編と同じく松本梨香が歌う「Go! Now! ~Alive A life neo~」である。曲調や歌詞が「Alive A Life」を意識したものになっており、「RIDER TIME 仮面ライダー龍騎」内では流れないが曲の後半に「Alive A Life」のイントロが流れるシーンがある。
衝撃のベッドシーンとはなにジオ~~~
⌚⌚RIDER TIME 龍騎ジオ!⌚⌚
— 仮面ライダージオウ (@toei_rider_ZIO) 2019年4月6日
「RIDER TIME 龍騎」”EPISODE 2 Another Alternative ”の公開が近づいているジオ〜。
幕を開けたライダーバトル!
衝撃のベッドシーンとは、なにジオ・・・。https://t.co/glKk9WtEZe …#RIDERTIME #ジオウ #仮面ライダー龍騎 #ナイト #ゾルダ pic.twitter.com/7k5ZTlzxNG
脚本を担当した井上敏樹はニチアサではセックスシーンを描けないので代わりに食事のシーンで表現をしていると語ったことがある。
オルタナティブ龍騎
2019年には様々なオルタナティブ龍騎が展開されたが、その中のいくつかを紹介する。
KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT
「KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT」は2009年にアメリカで放送された「仮面ライダー龍騎」のリメイク作品である。後に日本でも声の吹替がなされて放送されている。「RIDER TIME 仮面ライダー龍騎」のヒットを受けて「東映特撮YouTube Official」チャンネルで4/23から毎週2話ずつ配信された。吹替を担当した声優は平成仮面ライダーシリーズのゆかりの役者が多く、中でも「レン/仮面ライダーウィングナイト」は龍騎本編で「秋山蓮/仮面ライダーナイト」を演じた松田悟志である。松田氏は当時を振り返って
ちなみに僕がアフレコルームで初めてその映像を目の当たりにした時に思わず出てしまったつっこみは「いや変身せんでええがな!」でした。それくらい全米リメイク版のレンは生身がすでに強い笑 https://t.co/ycvTGKnmol
— 松田悟志 (@Matsuda_satoshi) 2019年4月23日
実際にレンが生身でモンスターと戦って撃退するシーンが存在する。
主題歌の癖が強くTwitterなどではよく
「クァーメンライダーwwwwwドラゴンナイッwwwwwwトゥギャーザーウィーキャーンwwwwwファイトゥファイwwwww」
と表現される。
また、龍騎から設定が変更されている部分が多く、明確な敵として「ゼイビアックス」というキャラクターが存在する。またライダーシステムはゼイビアックスに対抗するために「アドベントマスター」と呼ばれる人物が開発したものであり、アドベントマスターである「マスター・ユーブロン」の吹替は龍騎本編でベルト音声を担当した「小山剛志」が担当している。
- ミラーワールドに相当する世界が「ベンタラ」と呼ばれており、仮面ライっだーはベンタラの騎士である
- 変身時に変身ポーズがなく、変身時には「KAMEN RIDER!」という掛け声を言う。また、変身時にベルトにはめたカードデッキが高速で回転する
- 戦いに敗れたライダーは「ベント」されて「アドベント空間」に送られる
などの独特のシュールな演出や言い回しなどが特徴である。
戦闘シーンは「仮面ライダー龍騎」本編からの流用されたものが序盤を中心に多く使われ、アメリカから突然さいたまスーパーアリーナに移動するなどの現象が発生する。
ジョン・ウィック:パラベラム
アメリカのアクション映画「ジョン・ウィック」シリーズ第3作。日本では10月4日に公開された。
引退した伝説の殺し屋ジョン・ウィックが、たまたま自宅に強盗に入ったかつての雇い主の息子に、愛犬を殺され車を盗まれたことをきっかけに復讐のために殺し屋の世界に戻っていく。そのさなか殺し屋の世界でのタブーを犯したジョン・ウィックは数多の殺し屋から命を狙われる身となり、「戦わなければ生き残れない」状況に陥るのだった。
ジョン・ウィックシリーズは殺し屋映画のステレオタイプな部分は踏襲しつつも、殺し屋業界の人脈の描写の斬新さ、最先端の兵器事情を踏まえたハイクォリティなアクションなどが魅力の作品である。
3作目となるパラベラムでは、「にんじゃりばんばん」が流れる寿司屋で上司にフグ毒を食わせるマスター・ユーブロン(役のマーク・ダカスコス)がジョン・ウィックと敵対する殺し屋として登場し、KAMEN RIDER DRAGON KNIGHTでも見せた凄まじい体術で迫力のアクションを魅せる。
令和ザ・ファースト・ジェネレーション
『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』予告映像
12/21に公開される平成最後の仮面ライダー「仮面ライダージオウ」と令和初の仮面ライダー「仮面ライダーゼロワン」が共演する冬映画「令和・ザ・ファースト・ジェネレーション」には、ゼロワンの主人公「飛電或人」の父親「飛電其雄」が変身する「仮面ライダー1型」が登場する。スーツアクターは高岩氏が演じているそうだ。
予告では其雄の「戦わなければ人類は滅亡する」と述べており、これはつまり「戦わなければ生き残れない」ということであり、令ジェネも実質龍騎となることを示唆している。知らんけど。
最後に
仮面ライダー龍騎は全話Amazon Prime Videoで観れるので是非観てみてください。
引っ越したので家の回線を最強にした
引っ越した
学部と違う大学の大学院に進学したので、実家から通えなくなったこともあり引っ越した。人生において初めての一人暮らしの開闢の瞬間である。
家の回線を最強にしたい
学部の頃からサークルの知人などが、「無料インターネットはゴミ」「無料インターネットはガチャ」「無料インターネットは夜間速度がkbpsの単位まで落ちてYouTubeを見ることが不可能」「無料インターネットは夜間速度が落ちてスプラトゥーンできない」などと言うのを聞いていた。引っ越しに際してこういった環境になることは避けたいと思い、対策をした。
要件
大目標として24時間100Mbps以上の回線速度を出すということを設定した。回線の速度やら遅延やらにうるさい人種といえばFPSゲーマーと格ゲーマーということで、彼らの回線対策を調べたりした。いろいろ調べて重要なことは以下の2点だということが分かった。
- フレッツの工事とかで光回線の終端が部屋まで引かれている状態にする
- v6プラスないしそれと同等のオプションを提供しているプロバイダと契約して、PPPoEを回避する
それぞれなんで重要なのかとかインターネットの仕組みとかここで説明するのはめんどくさいので読者は各自適当に調べてほしい。
物件探し
大学には敷地内に寮があって、そこでは大学のネットワークの一部が引かれている(最近民間のに切り替えたらしいが)ので、寮に入れば特に何の努力もせずに高速インターネットが手に入るので入寮希望をしていた。しかし入寮の抽選に落選したので2月に唐突に物件探しの必要性が発生した。
URであ~る
大学と契約して家賃がちょっと安くなるUR物件というのがあって、はじめはそこから探そうと思った。しかしなんか地理的に微妙に不便な場所だったり2LDKばっかりだったりでイマイチだった。なにより回線設備がVDSLなのが気に入らなかった。建物古いしURだからフレッツの工事もできるのか不安だしちょっとないかなと思ってやめた。
アパマンショップ
北海道の爆発の記憶も覚めやらぬうちにアパマンショップで物件探しをした。物件情報を見ていると光インターネットとか光回線とか書いてある物件は結構見つかる。しかし、実際物件に内見に行ってみると部屋に光終端はなくて、Ethernet挿す穴がある部屋ばっかりなのである。マンションまで光終端は来てるけどマンション内LANしてるというパターンである。アパマンショップのスタッフに光回線って書いてあるのにLANやんけって抗議しても、僕ちょっと詳しくないのでわかんないです~みたいなこと言われたので諦めてフレッツの工事を入れるしかないなという判断をした。
ダイワハウスの賃貸
ダイワハウスというと一軒家建てる会社というイメージが強かったのだが、どうやらマンション建てて賃貸もやってるらしく、そういう物件も内見した。部屋は広くてきれい、キッチンもコンロが3口あったり風呂も足を伸ばして入れる湯船があったり、生活するにはかなり快適そうな物件だった。しかし、このダイワハウスの賃貸は罠っぽいポイントがあって、インターネット回線はD.U-NETなるダイワハウスのやってるオレオレプロバイダを使うことになる。ようは無料インターネットがついてきてるみたいなもんなのだが、D.U-NETにもランクがあって、D.U光ってやつなら部屋まで光終端来るので人権がありそうな感じだったのだけど、見た物件はEthernetの穴があるやつだった。アパマンショップのスタッフにこの物件はフレッツの工事してもいいのかと聞いたところ、ダイワハウスの物件なので難しいのではないかみたいな反応だったのでやむなく断念ということになった。
結局一般の大家が運営してる物件で大家からフレッツの工事の許可が出たので、その物件に決めた。その後即座に回線工事の手続きもして、引っ越し当日に工事来るようにした。プロバイダはv6のオプションを提供しているとこの中からBIGLOBEを選んだ。理由はなんとなくである。
回線工事
引っ越し当日部屋の鍵もらって荷物運び入れたりしてほどなくしたら工事の人が来た。部屋に新しく穴開けて光コンセントつけるのかなとか、エアコンの配管を使って回線通すパターンもあるとかどっかで見たなとか、思いながら工事の様子を眺めていたのだが、意外と部屋にもともとあるEthernetの穴があるところにそのまま設置できるらしい。コンセントカバー外して長いワイヤーをするすると突っ込んでいって外のスタッフに無線で出たか~?とか聞いていた。見てても何が起こってるのかよく分からなかったが10分程度でEthernetの穴があったところに光コンセントが生えて工事は完了した。結構あっけなかった。
IPv6オプション
回線が開通したので諸々設定してIPv4でスピードテストしたら下り80Mbpsぐらい出てた。BIGLOBEのIPv6オプションはなぜか契約後に申請しないといけないので申請をした。申請から2,3日かかるのかなと思ってたけどその日中にIPv6オプションが使えるようになっていた。ルーターのプライマリをIPv6に設定して再度スピードテストをしてみた。
最強
祝え!最強のインターネット環境の完成の瞬間である!
VSCodeでTeXをビルドしてpdf表示までする
大学のレポートでTeXを書くときはTeXworksやTeXStudioを使っていたのだが、卒論を書くにあたってもっといいエディタを使うべきな気がしたのでVSCodeで書ける環境を作ることにした。TeXworksやTeXStudioはビルドボタンひとつでビルドしてpdfを表示するところまでやってくれるのは便利なのだが、エディタがしょぼい。ということでVSCodeのエディタとしての機能性の高さを活かしつつ、ビルドしてpdf表示するのが一発の操作でできる方法を調べてみた。
卒論が書き終わって発表も終わったので設定を書き記しておこうと思う。 MacでもWindowsでも使える設定だが、TeXLiveなどのTeXディストリビューションはインストール済みの前提とする。
LaTeX Workshopを入れる
VSCodeのLaTeXプラグインのLaTeX Workshopをインストールする。
Win : ファイル > 基本設定 > 設定
Mac : Code > 基本設定 > 設定
で setting.json
を開く。 Ctrl + ,
でも開く。
以下のように書く。
"latex-workshop.latex.tools": [ { "command": "ptex2pdf", "args": ["-l", "-ot", "-kanji=utf8 -synctex=1", "%DOC%"], "name": "Step 1: ptex2pdf" }, { "command": "pbibtex", "args": ["%DOCFILE%", "-kanji=utf8"], "name": "Step 2: pbibtex" }, { "command": "ptex2pdf", "args": ["-l", "-ot", "-kanji=utf8 -synctex=1", "%DOC%"], "name": "Step 3: ptex2pdf" }, { "command": "ptex2pdf", "args": ["-l", "-ot", "-kanji=utf8 -synctex=1", "%DOC%"], "name": "Step 4: ptex2pdf" } ], "latex-workshop.latex.recipes": [ { "name": "toolchain", "tools": [ "Step 1: ptex2pdf", "Step 2: pbibtex", "Step 3: ptex2pdf", "Step 4: ptex2pdf" ] } ], "latex-workshop.view.pdf.viewer": "tab", "latex-workshop.chktex.enabled": false
latex-workshop.latex.tools
昔はlatex-workshop.latex.toolchainという名前だったらしい。 参考文献をbibtexで書く場合、
と4段階の操作が必要らしい。毎度4段階も操作をしないといけないのはめんどくさいのでこれらの一連の操作を一発でやってくれる君を作る。ここのtoolsでは一発でやってくれる君に渡す操作の名前とコマンドを登録する。nameは別になんでもいいのでptex2pdfの部分は3つに分けて書かずに一個だけでもいいと思う。ちなみにTeXで目次を出すのは2回コンパイルが必要だが、それもこの一連の操作でカバーできる。
latex-workshop.latex.recipes
こいつが一発でやってくれる君。nameは例によってなんでもいい。toolsに4段階の操作を登録する。
latex-workshop.view.pdf.viewer
できたpdfを表示する方法。tabを指定するとVSCodeのタブで表示される。ブラウザに出すこともできる。個人的に好きなのは、タブで表示するとエディタが右側に分割されてpdfが表示されるので、できたタブを左側に移動させるやり方。
latex-workshop.chktex.enabled
chktexっていうのがTeXの構文チェックをやってくれる君なのだが、日本語にやたら警告を出してきてウザいので無効化した。
ビルドのやり方
基本的にtexファイルを保存したらrecipesの通りにビルドしてくれる。保存時以外にビルドしたい場合は 'Ctrl + Alt + B'、pdf表示は 'Ctrl + Alt + V'。できない場合はショートカット設定が必要かも。F1で Build Latex Project
とか View PDF File in new tab
とか呼び出すのでもできる。
(おまけ)bibtexのTips
LaTeX Workshopにbibtexのリンターは入ってないっぽいのでほしいなら別途入れる。
自分で書くのダルいよね
参考文献をbibtexで書く場合、Google Scholarで出てくるようなものであれば、検索結果の''
のマークをクリックしたらbibtexフォーマットで予め情報が書かれているものが手に入る。
英語タイトルで大文字が小文字になる
タイトルを{{Some Title}}
とか””Some Title””
とか2重で囲むとちゃんと大文字が反映される。
著者が複数いる場合
jsonとかに慣れてるとハマりやすいのが著者の区切り方。,
ではなくand
で区切る。,
は氏と名の区切りで使う。
合わせて読みたい
本日の1曲BotでVisual Rock布教活動
こんにちは
こんにちは
Visual Rockが好き
私zetaはVisual Rockと呼ばれる音楽のジャンルが好きです。いわゆるヴィジュアル系と呼ばれるやつです。去年の10月のVISUAL JAPAN SUMMITの3日目にも参戦しました。
Visual Rockの中でも特に90年台に活躍したバンドの曲が好きで、X JAPANやLUNA SEA、BUCK-TICKといったバンドの曲を普段から聴いています。
Visual Rockは音を通して世界観を放ってくる強い魅力があります。
布教したい
この私の趣味を人々に布教したいと考え、サークルのSlackに #visual-rock というチャンネルを作りました。
そこで毎日本日に1曲を
このような具合に手書きで投稿していました。
人間が手書きで投稿していると以下のような問題が生じます。
・忘れる
・飽きる
・めんどくさくなる
これらのような問題が生じた結果サービスがそのうち終了してしまうということは想像に難くありませんね。
というわけで、
自動化したい
我々人間は問題を抱えていますが、我々はコンピュータを持っています。コンピュータを持っている我々は自動化という手段を講じることができるのです。
ざっくりした設計
自動で本日の1曲を投稿するBotを作るにあたってざっくりとした設計というかデータフローみたいなものを考えました。
・音楽再生アプリから楽曲一覧を取得
・一曲ランダムで選択して情報取得
・Slackに投稿
こんな具合です。言語はPythonを使いました。理由は楽そうだったから。
楽曲一覧を入手
私は普段音楽再生はDSDネイティブで再生可能なfoobar2000を使用しているのですが、foobarのAPIとかややこしそうという偏見があったのと、Visual Rockの曲だけを取り扱いたいという方針があったので普段使っていないiTunesから楽曲情報を取得する方針にしました。
iTunesから楽曲一覧を取得する方法ですが、
こちらを参考にさせていただきました。
まず、iTunes Music Library.xml を探しましたが見つかりません。
iTunes ライブラリファイルについて - Apple サポート
これを見るとiTunes12.2からは自動でこのxmlを出力しないようになっているらしいです。設定を変更して無事xmlをゲット。
以下さっきのページの通りに楽曲情報リストを作成します。楽曲リストのsong_info_listができました。
ランダムに1曲選ぶ
import random TodaysSong = random.choice(song_info_list)
こんな具合にランダムに1曲選びます。
SongTitle = TodaysSong["Name"] ArtistName = TodaysSong["Artist"] AlbumTitle = TodaysSong["Album"] SongYear = TodaysSong["Year"]
Slackに投稿するときに必要な情報を格納。
Slackに投稿
テスト投稿用にSlackの #zeta-fortress にIncoming-webhookを設定します。
ここを参考に。
PostText = "本日の1曲\n" + SongTitle + " / " + ArtistName + " (" + SongYear + ") from " + AlbumTitle requests.post("webhookのURL", data = json.dumps({ "text": PostText, "username": u"Today's Recommend Song", "icon_emoji": u":psychedelic:", }))
Post部分が書けたのでテスト実行。
2回実行したところちゃんとランダムに投稿できてそう。
というわけでweb-hookのURLを #visual-rock のものに書き換えてプログラムは完成。
1日1回投稿するようにする
本日の1曲Botなので1日1回このプログラムが実行されてほしい。
Linuxではcronとかを使うといいらしいのですが、私のiTunesはWindows上で動いているのでWindowsでできる方法がいいと思うわけです。
Windowsでこういうことをやる場合はタスクスケジューラという方法があるといいらしい。
Tech TIPS:タスクスケジューラの基本的な使い方(Windows 7/8.x/10編) (1/2) - @IT
ここを見つつ、タスクスケジューラを設定します。毎日18時にプログラムを開始するようにし、プログラム/スクリプトにPythonのpath、引数の追加にプログラムのpathを入力し、またログオフ中でもプログラムを実行するように設定します。
実行結果
成功!めでたい!
今後
曲名とかだけ出てても味気ないのでアートワークもiTunes Storeから取ってくるなりして表示したいですね。
【KMCお絵かき Advent Calendar 2016】今年の流行語大賞
ゼータプロジェクトはあなたの支援を必要としています。
http://www.amazon.co.jp/registry/wishlist/2Q85ITOXD36N4/ref=cm_sw_r_tw_ws_Ki-uybYBKZVKM
これはKMCお絵かき Advent Calendar 2016の23日目の記事です。
22日目の記事はid:haji82君の担当でしたが、日付が変わった次点でまだ投稿されていません。
あわせて読みたいKMC Advent Calendar 2016
こんにちは
KMC2回生のid:MSZ006AEUGです。KMCではzetaというIDを名乗っています。
今年の流行語大賞
毎年年末になるとユーキャンがその年の流行語大賞を発表し、話題となります。今年2016年も流行語大賞が発表されました。年間大賞は「神ってる」が選定され、トップテンには「ゲス不倫」「ポケモンGO」「保育園落ちた日本死ね」などが選ばれました。
私の観測範囲では「神ってる」なんて聞いたことねーよとか、「日本死ね」なんて汚い言葉が流行語大賞なんて・・・とか、なんで国会議員が受賞してんだよとか、いろいろと物議を醸していたわけですが、
この流行語大賞、別に公的機関が決めているものではなく、一私企業のユーキャンが選定しているものです。私も「神ってる」なんて流行語大賞が発表されるまで聞いたことありませんでしたが、ユーキャンの見ている世界ではきっと流行っていたのでしょう。私の見ている世界のセグメントとユーキャンが見ている世界のセグメントが異なるということの現れであると言えます。
ここで私は、ユーキャンがユーキャンの見ているセグメントで流行語大賞を決めるのなら、私も私の見ているセグメントで勝手に流行語大賞を決めてしまおうという気分になりました。というわけで、ここでゼータ流行語大賞の発表を始めさせていただきます。
ゼータ流行語大賞
アニメ部門での流行語大賞は間違いなく「ガルパンはいいぞ!」でしょう。私は天邪鬼なので、この言い回しが流行りすぎたことが気に入らずにガルパンを観ないことにしました。それぐらい流行っていました。次点はNEW GAME!の「今日も一日がんばるぞい!」でしょうか。アニメが終わっても診断メーカーは 今だに見かけますし、私もたまにやります。
オタク構文部門では「ぽきた魔剤ンゴ(ry」が大賞です。私はこのオタク構文が大嫌いなので、最盛期にはいかにして私のTwitterのタイムラインからこのオタク構文をミュートするかというアルゴリズムを考えることに時間を費やしました。京都大学の学園祭であるNFの今年の統一テーマはこれを改編したもので、非難轟々でした。
政治社会部門ではNext President of the United States Donald Trumpの発言から"Unlimited cash on my hand"と"MAKE AMERICA GREAT AGAIN"の2つを大賞として選びたいと思います。これらのトランプ次期大統領の発言はKMC内でも人気で、前者はNFのKMC内のテーマの有力候補となっていました。KMCのSlackにトランプ次期大統領のEmojiが作られるなど、彼はKMC内でも絶大な人気を誇っています。
ここまで3部門の流行語大賞を発表してきましたが、これらにはある共通する性質があります。その性質こそがゼータ流行語大賞の総合大賞です。総合大賞に選ばれたのは、
「パワーワード」
です。
言葉の持つインパクト、衝撃といったものが強い言葉が現れたときに、それを「パワーワード」と表現することが今年は大変流行りました。これが今年のゼータ流行語大賞です。
さて、
このあたりでみなさんそろそろツッコミたくなっていることでしょう。なんでお絵かきアドベントカレンダーでこいつはウダウダと流行語大賞の話をしてやがるんだと。そうです。これはお絵かきアドベントカレンダーです。絵の話をしましょう。
絵の話
私は絵を描く頻度はあまり高くありませんが、一応KMCのお絵かき練習プロジェクトに名を連ねています。KMCの絵描きはこのプロジェクトに名を連ねているだけでも22人います。競技プログラミングのプロジェクトの人数をも超える大所帯です。(こちらはレベルを2段階に分けているという事情はあるのですが)
これだけ多く絵描きがいると、絵の描き方も、描く絵も様々です。
KMCはコンピュータサークルですから、デジタルで絵を描く部員が多く、ペンタブレットを用いる部員が多数です。液晶タブレットを購入して使用している部員もいます。私はペンタブレットを所有していないため、絵を描く時はたいていアナログで、紙とペンを使って描いています。水彩画を描く部員もいます。フォント制作の経験を活かしてベジエ曲線を使って絵を描くという異端児もいます。
KMC部員はゆるふわアニメが好きなオタクが大多数で、そのようなアニメに登場するかわいい女の子を描く部員が多数派です。また、私はこの文化をよく知らないのですが、東方に関連する絵を描く部員も多いです。最近はお菓子の絵を描くという部員も現れました。私は硬派なオタクなので、人間であるとか有機物を描くよりもメカや機械的なものを描きたいと思っているのですが、残念ながらKMCにはこういう趣向の人間は少ないというのが現状です。
また、KMCにはドット絵を1日に2000枚生み出すというエネルギッシュな部員がおり、その部員の啓蒙もあって、ドット絵を描くことが人気です。
一言に絵といっても、イラストを描くだけが絵描きのやることではありません。KMCのプロジェクトで制作しているゲーム内に登場するキャラクターやマテリアルをデザインし形にすることもKMCの絵描きの大きな役割のひとつです。最近は、ポスターや本の表紙、本の中身のレイアウトデザインを扱うような動きもKMCにはあります。私がグラフィックの分野で最も興味があるのはこのレイアウトデザインの分野です。
本題
今回このお絵かきアドベントカレンダーを、私はレイアウトデザインの練習の機会としようと思いました。先程まで述べていた流行語大賞である「パワーワード」をテーマとしてデザインをしてみました。
それでは御覧ください。
次回予告
明日はアドベントカレンダーのクライマックスであるクリスマスイブですね。担当はKMC絵描き陣エースであるid:rmasaki96が担当です。乞うご期待。
KMCM
KMCではクソコラ制作をしたい部員を募集しています。年齢や所属、国籍や宗教その他諸々に関する制約はありません。詳しくは入部案内を見て下さい。
世の人もすなるでぃーぷらーにんぐといふものを我もしてみむとてすなり。
夏にPythonを勉強したのですが、私はC以外のプログラミング言語が書けない人間であるので、スクリプト言語の扱い方がよくわからず、あまり使いこなせていません。
流石にいつまでもCしか書けないとか言い続けるのも厳しいし、新しい言語で楽に開発する手法であるとか経験であるとか持ってないと今後困るであろうし、何より自分が楽しくないので、是非ともPythonを使いこなせるようになっておきたいと思うわけです。
で、どうすれば使い方が身につくかなと考えたとき、Pythonを使って何かを作るシナリオがあって、それにそって勉強すれば多分Pythonのノリみたいなのがわかるだろうと思ったわけです。
どうせやるなら流行りのDeep Learningでもするかぁというわけで
ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装
- 作者: 斎藤康毅
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2016/09/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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こういう本を買いました。
もうすぐTOIECあるので、それが終わったらやっていきましょうというお気持ちです。