ゼータの鼓動

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AKGのヘッドホン、Q701のラバーループを交換した。

去年の11月頃からAKGのQ701というヘッドホンを中古で購入して使用しているのですが、

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写真のようにラバーループが伸びきっていて装着感が悪い・・・

ドライバーユニットがだらしなく垂れ下がっていますね。この状態だと耳にかけたときも下に垂れる感じがして快適ではありません。


というわけでラバーループの交換をすることにしました。


で、Q701の交換用ラバーループを手に入れようとしたのですが、Q701専用のものは見つかりませんでした。

が、
http://www.e-earphone.jp/shopdetail/000000043506?_ga=1.258683208.359724298.1443005184
これ、ヘッドホンの見た目がほぼ同じだから多分互換性があるだろうと思って購入しました。買ってみてダメでも数百円ですからね。


では、作業に入っていきます。
真似する場合自己責任でお願いしますね。

使ったものは以下
・交換用ラバーループ
・先の細い精密ピンセット
・デザインナイフ
・プラスドライバー2種(ネジを外す用)
・マイナスドライバー(こじ開ける用)

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まずQの文字の付いた外側のカバーを外します。

先の細い精密ピンセットをガバッと開いて穴に差し込み、反時計回りに回します。
なかなかに固いのでテコの原理をうまく使わないと開きません。

このガバッと開いたピンセットがパチンとハズレてしまうとカバーに傷がつきます・・・

また、このときピンセットの先が曲がる可能性があるのであまり高価なものは使わないほうがよさそうです。


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外したカバーです。

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中はこんな感じ。

ネジを細いドライバーで外してさらに次のカバーを外していきます。

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カバーを外したのがこちら。

さらに中央の太いネジを外します。

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これでドライバー側のラバーループは外せる状態になりました。

問題はここからです。

ヘッドバンド側でラバーループを挟み込んであるのですが、これがべらぼうに固い。

ごちゃごちゃいじくっているうちに断線したりすると悲しいのでヘッドバンドとドライバーユニットをここで分離しておきました。

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このアクリル左側についている丸い蓋の隙間にデザインナイフを差し込んでテコの原理でこじ開け、ある程度開いたらマイナスドライバーを突っ込んで多少強引に開きます。

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多少破壊的ですが蓋が開きましたね。ここは失敗すると修復不可能になるかもしれないので慎重さが肝要。


蓋を外したらラバーループそのものを挟んでいるパーツを開きます。

同様にデザインナイフを差し込んでテコの原理で開いていき、マイナスドライバーで仕上げです。
多少割るぐらいの勢いでないと分離できません。私はこの方法でデザインナイフの刃を3枚折りました。
まぁタミヤのデザインナイフには替刃が30枚も付いてるのでいいんですが。

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外したパーツがこちら。

伸びきったラバーループを取り外して新しいものを取り付けます。
このとき金属部分が中央に来るように気をつけます。

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挟み込んで元通りに。(開いた時の傷が隠れる写真を撮りつつ)


あとは元通りにパーツをはめていくだけですね。

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というわけで、交換前は上部のストッパーギリギリまでつり上がっていたヘッドバンドが、ストッパーとドライバーユニットの中間ぐらいまでで止まるようになりました。

これで装着感がだいぶよくなりましたね。


ラバーループの伸びを防ぐためにはヘッドバンド部分ではなく、上の二本のアーチをヘッドホンハンガーに掛けるようにした方が良さそうですね。



では、今日はこのへんで。